うひゃ~これが全部ばい菌??位相差顕微鏡

お口の中のプラークをほんの少しだけプレパラートに取ります。取りやすい前歯から取ることが多いようです。位相差顕微鏡(3600倍)にセットします。上のセリフはその直後の患者様の声です。

大丈夫です。今までの例から言って8割の人はこうです。そして子供達にも同じような状態の場合があります。

これからが衛生士さんの腕の見せ所です。お口の中を6回ぐらいに分けて、スケーリング、ルートプレーニングを行います。要はプロのお掃除です。当然患者様との歯磨きチェックも怠りません。

良く使うたとえ話です。

お口の中を庭だと思ってください。毎日の水巻や、草取りは、歯ブラシに当たります。そして、剪定や高い木の枝払い薬撒きなど植木屋さんの仕事は、衛生士さんのお掃除です。役割が違うのです。どちらも大事なことです。

簡単な広々とした庭もあります。高い一ツ葉や、くねった松、立派なツツジなど、複雑な庭もあります。荒れ果てた庭も、日頃から手入れされてる庭も、一つとして同じ庭がないように、お口もそうです。目指すところは同じですが。

さて、先ほど悲鳴を上げられた方の7割はお掃除終了後に「ほっ」とされています。残り3割の方の話は次回に。