小児歯科 虫歯の治療

小児歯科 虫歯の治療

子供さんの虫歯はなぜ出来るのでしょうか?

虫歯の細菌が大好きなものは色々ありますが,虫歯を作るのに一番便利なものは、、
砂糖です

極論すると,砂糖さえ無ければ,虫歯になる事はありません。

(砂糖が無かった時代大昔の人達に虫歯はありません)

下の写真は縄文人の大人の歯です。歯ブラシもフッ素も当然ありません。
それでも、ひどい虫歯に

imagesなってる訳ではありません。歯が擦れているのは、固いものしか食物が無かったからです。

歯が欠ける事はあっても、その欠けた部分に砂糖が来なければ

虫歯で穴が大きくなる事はありません。

 

images

(アフリカの子供の笑顔です。思い起こしてみてください)

この子の笑顔だけが特別でしょうか?
歯ブラシや歯科医院でのフッ素がこの笑顔を作ってるのでしょうか?
砂糖の摂取の有無が決めてると思っています。

歯ブラシやフッ素よりも大切な事は、「砂糖」の管理です。そして、これは大人の管理で十分上手く行きます。簡単ですし、費用も時間もかかりません。

「でも虫歯が出来ました。それで今日は来たんです」

 

判りました。先ずは、具体的な虫歯の治療の説明を載せます。

左上の乳歯が虫歯で来られました。

虫歯というと「黒い穴」と言うイメージがありますが。
乳歯の場合は殆どが「欠けてる」「色が少しだけ変わってる」程度のサインが多いです。

左上光重合1.001

この子の場合は、痛みはありませんでした。食事も不便ではありませんでした。
学校検診で引っかかったというのが来院理由でした。

 

麻酔をして、虫歯の部分を奇麗にして、光で数秒で固まるプラスティックで詰めました。

1回で終わりますし、処置の時間も15分程度です。大人の歯が生えるまではこの処置で大丈夫なケースが多いです。

時々子供さんのお口を仕上げ磨きをされてたら、もっと小さな虫歯の状態で来られたと思います。

小さな虫歯であれば、丁寧に削れば、麻酔も必要ない事が多いです。
もう一つ、よくあるパターンです。歯磨きが悪かった?というのもありますが、

名称未設定.001

左右対称に同じように虫歯が出来ています。すこし「?」と思いませんか。

歯ぎしりをされるお子さんに、短期間で虫歯が出来る事があります。
初診で虫歯の無い状態で来られたのなら、すこし予防に工夫をしたと思います。

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治療回数は2回は掛かります。時間も30分位です。

お口を上手に開けてくれると助かりますが,そうでない場合は進行止め(サホライド)で
気長に観察します。