テレビの特集やニュースで一時期インプラントの危険性が言われました。
「怖い」「危険」と感じられる方がおられるのもしょうがないと
最低でも、守らないと行けないのはCTを撮影する事です。
昔は、自分もCT無しでインプラントをしていました。
CTが無ければ診断がつかないケースは外していました。
CTを撮影する事で,安全に行えるのはメリットですが,実は患者さんの説明に大変重宝しています。
3Dで画像処理すると、患者さんはリアルに理解しやすいようです。
理解さえしてもらえれば、怖さはかなり消えると思います。
当院のCTは、朝日レントゲンの「AUGE」と言う機器です。
CTの画像分析ソフトは、「INVIVO」と言うソフトです。
時間は?
インプラント自体は,簡単であれば30分。難しくとも1時間で終わらせられます。
嘔吐反射がひどい、本当に怖いと言う方には、静脈鎮静法と言う手段で半分寝てる状態で行う事もあります。麻酔の専門医の方を御呼びするので安心に行えます。
痛みは?
インプラントを行われて方が共通して言われるのが「歯を抜いた時よりは,痛くない」です
持ちは?
冗談半分ですが、、「僕が死ぬまでは保証します」と言っています。
そうは言っても,現実には被せもの(歯の部分)が擦れたり,壊れたりはします。
インプラント(根っこの部分)が無事であれば、上物は修理や遣り替えが効きます。
その可能性が高いケースでは事前にお話は必ずします。
全員出来るの?
残念ですが,全ての患者さんで行う事は無理です。
診査診断の上でお断りするケースもあります。
具体的な例を一つ。
「骨粗しょう症のお薬を服用されている方」
現時点のお薬の作用機序では、インプラントは不適になります。