新患の患者様でした。前歯が折れてこられました。応急処置で仮歯を作ります。最後に「多分、すぐ取れるかもしれません。その時は、次の手を考えましょう」このセリフの後に、言われた言葉です。
患者様に知っておいてもらいたいことがあります。「持ちの悪い歯」が存在します。
原因は、「かみ合わせ」です。個別に説明すると、長くなりますが。虫歯。歯磨き。歯槽膿漏。治療技術。患者様が思い浮かべる「原因」とは違うもの。それが「噛み合わせ」です。
靴底をみてください。左右均等にすれてますか?右はつま先、左はかかと。それでも靴メーカーにクレームをつける方おられません。歩き方、立ち方、体重のかけ方による違いなのです。
口の最大の働きは「噛むこと」です。食事以外の「噛む」もあります。左右均等、前後均等ではありません。人間だからです。この話は、無尽蔵に掲載することになる予定です。お楽しみに。